どうも、く~とです
今回ご紹介するのはベアーズロックの冬用寝袋で-34℃対応の【FX-453G】です。
寝袋といえばキャンプで使用したり登山で使用したりするのが一般的だと思うのですが、それ以外にも防災用や自宅の布団代わりに使用したりと使用用途は様々です。
今回ご紹介するベアーズロックの寝袋FX-453Gは-34℃対応で真冬のキャンプでも十分使用可能な寝袋となっており冬用の寝袋として人気のモデルとなっています。
しかし我が家はではキャンプに行くことはほとんどなく、真冬の災害時のための防災用や車中泊用、更に自宅での暖房費を抑えるためなどを目的として購入いたしました。
今回は実際に使用してみたベアーズロックの寝袋FX-453Gがどのようなものかレビューしていきたいと思います。
今回の記事は
- ベアーズロックの寝袋FX-453Gのことを知りたい
- 冬用の寝袋を探している
- コストパフォーマンスの高い寝袋を探している
- 車中泊や自宅でも使用できる寝袋を探している
という方にオススメの記事となっています。
ベアーズロック冬用寝袋-34℃対応【FX-453G】レビュー
ベアーズロックとは?
Bears Rock株式会社は広島県広島市にあるアウトドア製品の企画・設計・製造をしている会社で人気の寝袋の他、テントや車中泊用のマットなどシンプルで初心者にも使いやすい製品が多くなっています。
寝袋のタイプ(形状)
封筒型
名前の通り封筒のような形をしており幅も広くゆったりしているため自宅の布団で寝ているような感じで寝ることができます。ゆったりしているためマミー型に比べると保温性は低くなっています。収納は大きくなるものが多い。
マミー型
体に合わせた形をしているタイプで頭まですっぽり覆うことができ無駄なスペースがないため保温性が高いです。スペースに余裕がないものが多く自由に体を動かすことが出来ないものが多いため人によっては圧迫感を感じることも。収納はコンパクトにできるものが多い。
寝袋のタイプ(中綿の素材)
ダウン(羽毛)
軽くて収納がコンパクトにできるのが特徴ですが価格が高く耐久性も化繊に比べると低いものが多いです。水に弱く洗濯も専用の洗剤が必要であったり扱いには注意が必要。
化学繊維
ダウンに比べると重く収納もかさばるため保管スペースが必要。価格は安く寝心地も中綿の量によっては布団で寝ているような感覚を味わえるものもあり。水に強く洗濯も可。耐久性も高め。
ベアーズロック寝袋FX-453Gの仕様と特徴
価格:(税込)14300円 2022年12月現在(amazonn)
サイズ(展開時):(約)210㎝×83㎝
サイズ(収納時):(約)45㎝×34㎝
表面生地:300Tポリエステル
内生地:吸水性PGポリエステル
中綿:3Dファイバー製中空化学繊維
重量:約2.9㎏
適応シーズン:4シーズン(春・夏・秋・冬)厳冬期含む
適応温度:12℃~-12℃~-34℃
(快適睡眠温度域:12℃~-12℃ 使用可能温度域:-12℃~-34℃)
※快適睡眠温度域:薄着で寝袋に入っても快適に眠れる温度域です。
※使用可能温度域:ダウンジャケットなど厚手の服を着込んで使用することはできますが、長時間の睡眠には適応しない温度域です。
カラー:4色(シルキーブラウン、ブラック、ブルー、ヘザーグレー)
特徴
マミー型となっていますが通常のマミー型タイプよりゆったりとしているため圧迫感は少なく寝袋内でも体が動かしやすくなっているのが特徴です。
センタージッパーとなっているため構造的にふわふわとした感覚で包み込まれるような設計となっています。又センタージッパーですので右利き、左利き関係なくジッパーの開け閉めができるのも大きな特徴です。
下側(足先部分)と両サイド(腕部分)にもジッパーが付いているため温度調整もしやすく腕を出すことができるので寝袋に入った状態でスマホの操作や近くにある物を取ることも可能になっています。
ドラフトフードで頭周りの冷気の侵入を防ぐつくりとなっているため、肩、首、頭周りまで温かさを保つことができます。
空気を含む中空繊維の寝袋ですので柔らかくふんわりした触り心地も特徴のひとつです。
ベアーズロック寝袋FX-453G購入の経緯
ここからはベアーズロック寝袋FX-453G購入の経緯を少しお話しさせていただきます
我が家では約3年ほど前に防災グッズを購入していたのですが、万が一の時は「車内で過ごせばいいか」と思い寝袋の購入だけを後回しにしていました。
しかし最近になって「もし真冬に避難しなければいけなくなったときのことも真剣に考えておいた方がいいよね?」ということになり寝袋の購入を検討することになったのです。
我が家で購入する際のポイントとしてあげたのは
- 真冬の屋外でも眠ること(耐えること)ができるもの
- 通常のマミー型のように圧迫感がなく快適に眠ることができるもの
- 自宅で睡眠時やリビングなどでも使用ができて暖房費の節約ができそうなもの
- 年中使用するものではないので価格が高くないもの
以上の4点に絞って希望の寝袋を探しました。
そして数多くあるメーカー、種類の中から選んだのがベアーズロックのFX-453Gだったのです。
ベアーズロック寝袋FX-453Gレビュー
ここからは実際に使用してみて感じたことなどのレビューをしていきたいと思います
荷物が届いた時はかなり大きめの箱で届きました。
箱から取り出すと、大きな収納袋に寝袋FX-453Gが入っており、小さい方の収納袋には足元あったかフリースが入っています。それから袋に入っているのが取説と寝袋を収納する時に使用するベルトとおまけとしてカラビナ付LEDライトになります。
足元あったかフリースは寝袋だけでは寒いと感じるときに足元を包み込んでくれるあったかアイテムとなっています。
収納袋を開けるとこんな風にロールケーキのように収納されています。収納の際には同じようにクルクル巻いて収納袋に入れていきます。
寝袋を取り出すと寝袋のふわふわした厚みを感じて「これは温かそうだ」と期待が膨らみました。
身長177㎝、体重約70㎏の私が入るとこんな感じです。つま先までピッタリ入ると頭の上に拳が2つ分ほどの余裕があります。
センタージッパーを首元まで閉めていくとこのような感じで顔以外はすっぽり包まれる状態になるため非常に温かいです。
両サイドには腕を出すためのジッパーも付いているため、このように寝袋に入ったままスマホの操作もできとても便利だと感じました。
足元にもジッパーが付いているため温度調整も可能で又足先の動きの自由度も増すため解放感も感じることができます。
足が出せるのでこのように簡単に立ち上がることができ、移動することもできるのでとても気にいりました。
又我が家の場合はこんなふうにリビングのソファでくつろぎながらテレビを見たり、読書をしたり自分だけの時は暖房費の節約もできるのでけっこう重宝しています。
もちろん娘(パピヨン9歳女の子)が寒そうにしていれば暖房は付けますが。でも寒い時は湯たんぽ入りのクレートに入りスヤスヤ寝ていることの方が多いので心配することはほとんどないのです。
それからキャンプや車中泊などもそうですが、自宅で寝るときもやはり枕は必須だと思います。何度か自宅で使用していますが枕がないとやはり快適には眠ることは難しいと感じます。
寝袋の大きさ的に自宅で使用している枕でも使用可能ですが、車中泊などでのことを考えると少し小さめの枕があるほうがよいと思います。画像の枕は寝袋用に購入した少し小さめのクッションを枕として使用しています。
最近では寝袋に入ると娘がいつの間にか私の横にチョコンと陣取ることが増えてきて、可愛すぎて「どいてくれる?」と言えずに寒さを我慢する時間が辛いような愛おしいような・・・でも可愛いのでちょっとの間我慢してしまうのです。
ここまで画像中心に紹介してきましたが実際に自宅で布団代わりにして寝てみた感想をお伝えしていきたいと思います。
その日の外気温は2℃で室温が11℃という状態でしたが、通常ですと暖房を付けない状態で敷布団の上に起毛のマットを敷いた状態に通常の掛け布団が1枚に厚手の毛布にプラス薄手の毛布の計3枚を掛け布団として使用しています。
寝るときの服装は下がヒートテックのボトムにスエットを履いた状態で上がTシャツの上に長袖のヒートテックにスエットのトレーナーというスタイルで靴下は履かない状態で寝ています。
その状態で寝ていると朝方の4時~5時くらいには寒くて時々目が覚めることもあります。そんなときは体を丸めて再度眠りにつくという感じになります。
その状態とほとんど同じ環境でベアーズロックの寝袋FX-453Gで寝てみました。
まず寝袋に入ってすぐに感じたのはマミー型なので余分なスペースがない分温まりやすいと感じました。その感覚の通り約3分ほどすればすでに温かいと感じることができました。
体部分だけではなく足先もすぐに温もりを感じることができ「これは凄い!」と言葉に出てしまうほどでした。通常の布団であれば同じ環境下で体が温まるのには10分~15分ほどはかかるのですが、その違いにけっこう驚きがありました。
ジッパーを首元まで閉めるとほんとに温かくて全く寒さを感じることはありませんでした。それからサイドから腕が出せるので自由に腕を動かせるのも便利だと思いましたが、寝ているときは腕を出すと寒いので気温によっては気をつけた方がよいと思います。
それから寝袋内での体の可動域についてですが、純粋なマミー型とは違い少しゆったり目のつくりとなっているため寝袋内で寝がえりを打つこともできますし、足も軽く胡坐をかくような曲げ方をすることも可能となっています。
ですのでめちゃくちゃスペースがあるとは感じませんが窮屈過ぎるという感覚もありませんでした。
因みに妻は閉所恐怖症でMRIなどの検査も受けれないレベルなのですが、このベアーズロックのFX-453Gに入って眠ることができました。但し「車中泊や避難用として使用しなければいけないのなら問題ないけれど、毎日となるとさすがに熟睡はできないかも!?家で寝るならやっぱり布団!」とのことでした。
僕が一晩寝た感想は室温11℃なら何の問題もなく温かく眠れたのですが、やはり布団と比べると自由度が制限されてしまうので、何度か寝返りを打つときに目が冷めてしまいました。これはたぶん慣れの問題だと思うのですが、1度目よりは2度目の方が眠れたと感じたので寝袋慣れが必要なのかな?なんて思いました。
個人的に気になったのは頭の部分がすっぽり覆われるので頭や顔周りの窮屈さを感じました。ジッパーを首の下まで下げれば問題ないのですが、寒さを凌ぐためにしっかり閉めると人によっては頭が動かしにくくなるのでストレスを感じてしまう方もいるように思います。
あと、枕はほんと大事です。寝袋に合った枕があったほうが絶対いいと思いました。
もうひとつに気になったのが寝袋に入った状態でジッパーを閉めるのにはコツがいるように思いました。これも慣れの問題なのかもしれませんがもう少しスムーズに開け閉め出来るといいのになと思いました。
外に出た状態での開け閉めは比較的スムーズにできるのですが、中に入った状態どれだけストレスなく開け閉め出来るかは、かなり重要なポイントだと感じました。
それともうひとつ残念な点がありました。それは縫製の粗さです。僕は以前下着メーカーに勤めていたことがあるのですが、やはり縫製の仕上がり具合には目がいってしまうので少し仕上がりが粗いなと感じました。
最後に少し残念な点をお伝えしましたが、トータルでいえばベアーズロックのFX-453Gには大変満足しています。一番の納得ポイントはコストパフォーマンスの高さです。
-34℃対応の寝袋で価格が税込14300円はかなりのコストパフォーマンスだと思います。いろんなメーカーで我が家が希望する寝袋を探したのですが全てクリアしたのはこのFX-453Gでしたので我が家の満足感はとても高いものとなっています。
まとめ
今回はベアーズロックの寝袋FX-453Gの紹介をしてきましたが、最大の特徴は-34℃対応で真冬の寒さでも凍えることなく眠れる寝袋であるという部分です。
又、マミー型の中では比較的ゆったりしているため寝袋内での動きの制限も少なく圧迫感もあまり感じることもなく保温性も保たれているのも優れている点と言えます。
化繊のため弾力もあり布団のような感覚で眠れるのも快適さを感じさせてくれますし、何より価格が安い割に-34℃対応というコストパフォーマンスの高さは他のメーカーではなかなか見つけることができません。
ジッパーの構造もセンタージッパーとなっており簡単に開け閉めができ、足元と両サイド(腕部分)にもジッパーが付いているため温度調整もでき寝袋に入ったままスマホ操作などができるなど他の寝袋とは一線を画す点と言えます。
キャンプなどでの使用はもちろん最近流行りの車中泊での使用も可能ですし、我が家のように防災目的や自宅で光熱費の節約のために使用するなど、いろんな使用方法ができるのも人気の理由であると思います。
このベアーズロックの寝袋FX-453Gがあれば真冬のキャンプでも万が一の時でも寒さに凍える心配もなくなると思います。
ベアーズロックの寝袋FX-453G、オススメです!
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